ケイト・ウィンスレットは50歳になり、もう沈黙を続けるつもりはない。

『タイタニック』の女優は何十年にもわたりハリウッドの美の基準と闘ってきたが、今ではその闘いが自分の手からこぼれ落ちつつあるように感じている。「誰かの自尊心が、これほどまでに外見に左右されているなんて恐ろしいことです」と、監督デビュー作『Goodbye June』のプロモーション中、英国紙『The Times』に語った。

ウィンスレットは、人工的な完璧さに抗う姿勢を尊敬する女性たちとして、ヘレン・ミレン、トニ・コレット、アンドレア・ライズボロー、シガニー・ウィーバーの名前を挙げた。いずれも、表情じわを一つも隠すことなく、カメラの前で年齢を重ねている女性たちだ。さらに、映画『Lee』でメイクも修整もせずに出演した際、「勇敢だ」と言われたことを振り返り、心に残る疑問を投げかけた。男性がひげを伸ばしたことで、そんなふうに言われたことがあっただろうか?

彼女にとって、自分をありのままに見せることに英雄的な要素はない。そこにあるのは、ただ誠実さだけだ。そして、フィルターに執着する世界で、ただありのままでいることを選ぶこともできる。
