アーノルド・ヴォスルーが『ハムナプトラ』の撮影のためモロッコに到着した時、誰も予想していなかったものがあった。それは腹の出っ張りだった。
イムホテップの衣装は基本的にふんどしだった。何かを隠せるものは何もない。そこで衣装部門の責任者は南アフリカ出身の俳優を見て冷や汗をかき、すぐに監督のスティーヴン・ソマーズに問題を伝えに行った。「問題がある、腹の出たミイラがいる」と、ヴォスルー本人が語っており、映画公開20周年に際してEntertainment Weeklyに明かした。


解決策はシンプルかつ過酷だった。モロッコでの撮影期間中、走り、歩き、食事は必要最低限に抑えることだった。「私は食べるのが好きだったし、少し腹が出ていた。今もそうだ」と、現在64歳のヴォスルーは笑いながら語った。


その犠牲は報われた。ハリウッドで最も記憶に残る悪役の1人が誕生し、今では『ハムナプトラ4』でブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズと共に再びふんどしを身に着け、おそらくまたダイエットをするといううわさがある。
