掘削機の騒音の中を、ほとんど聞き取れないほどの鳴き声がすり抜けてきた。
それは、2026年8月10日に同国西部を揺るがしたマグニチュード7.4の地震からわずか1日後の、コロンビアのペレイラだった。消防士たちが倒壊した建物で生存者を捜していたとき、ほこりと砕けたコンクリートの中で小さな何かが動いた。ひとりぼっちで閉じ込められ、名前もない子猫が、手遅れになる前に誰かが見つけてくれるのを待っていた。
彼らは、その小さな体重よりもはるかに大きなものを運んでいるかのように、ゆっくりと手で引き出した。周囲には、自分の親族の知らせをまだ待っている人も多く集まっており、拍手と涙があふれた。コーヒー地域で数十人の犠牲者を出した災害の中で、その小さな生きた体は、救うには小さすぎる命などないというシンプルなことを彼らに思い出させた。
