スポケーンの火災後、足にやけどを負った犬を抱く女性の写真が、Editor & Publisherによって2026年10月の「今月の写真」に選ばれた。この写真には、ボビー・アトウッドが、家が焼け跡となってから数分後に愛犬ルナを抱きかかえる姿が写っている。火災は彼女の持ち物すべてを焼き尽くし、逃げ出せなかったペット数匹の命も奪った。

ルナは足と体にやけどを負いながらも生き延びた。写真の中で、アトウッドは安堵と打ちのめされた気持ちが入り交じった表情で、ルナを腕に抱いている。背景では消防士たちが活動し、煙が近隣一帯をなお覆っている。この光景が捉えているのは、見出しではしばしば語られないこと、つまり、何が失われ、何も残されていないときに人々が何を救おうとするのかということだ。

審査員は、この写真の物語を伝える力と、災害が人々にもたらす犠牲を描き出す力を高く評価した。写真は地元のフォトジャーナリストによって撮影され、数時間のうちに拡散した。Editor & Publisherは、悲劇のさなかにある人とペットの絆を描き、どれほど大きな喪失に直面しても、人はなお愛するものを抱きしめているのだと思い起こさせてくれる点を評価し、数十点の応募作品の中からこの写真を選んだ。

