ブラジル人女性のドナ・マリアさんは、口唇口蓋裂を治療しないまま67年間、モソロで暮らしていました。話したり食べたりする際に絶えず困難を抱えながらも、彼女はある特別な願いを持ち続けていました。

彼女自身の言葉を借りれば、「赤い口紅を塗りたい、それだけです」。人生を変える機会が訪れたのは2017年のことでした。Operation Smileのボランティアが、彼女の住む街で無料の医療活動を行ったのです。

診察を受け、手術が無事に終わると、ドナ・マリアさんは医師たちを見て、待ちきれない様子で言いました。「新しい笑顔を見たいです」。しばらくして患部が治ると、彼女は夢をかなえ、うれしそうに写真撮影に臨みました。自信を取り戻した、美しさを感じるささやかなひとときでした。

