ローレン・ハイケは29歳で、2023年4月28日、フェニックス北部のリーチ11トレイルへランニングに出かけた。彼女は二度と戻らなかった。
彼女の遺体は翌日、住宅の裏手にある砂漠地帯で発見された。検視官は15か所の刺し傷に加え、手や前腕に防御創があることを確認した。ローレンは命を懸けて抵抗したのだ。有刺鉄線のフェンスを越えるまで追いかけられた可能性があると、警察は考えている。


犯行に及んだのは、トレイルの近くに住み、彼女とは面識のなかったザイオン・ティーズリーだった。被害者の靴に付着したDNAと携帯電話の位置情報から身元が特定された。2023年5月4日、22歳のときに逮捕された彼には、犯罪歴があった。
現在25歳の彼は、第1級殺人罪を認めた。メディア各社が引用した300ページに及ぶ警察の報告書によると、ティーズリーは自身の性自認に悩んでいた。捜査中、彼は「美しい」女性を見ると、「男性」であることに閉じ込められているように感じ、気分が落ち込むと話したという。捜査員は、この葛藤が、面識のなかったローレンへの犯行に関係していた可能性を示唆した。
合意に基づき、ティーズリーは死刑を免れる可能性が高い。判決は12月4日に言い渡される予定で、終身刑となる可能性もある。ローレンの母親は、彼女をこう偲んだ。「本当に優しい心の持ち主でした」。

