ケンジー・マクレーは動物が大好きだ。だから、スコットランドのサザーランドにある公園の近くにアシナシトカゲがいると友人から聞いたとき、近づいて撫でるのに一瞬たりともためらわなかった。


それはアシナシトカゲ(スローワーム)の一種ではなかった。毒を持つクサリヘビで、左手の人差し指に牙を突き立てたのだ。ケンジーは緊急に病院へ運ばれ、抗毒素の投与を受けることになった。一方、母親は最悪の事態を恐れ、夜通し眠れない日々を過ごした。


少年は帰宅したが、十一日後、再び病院へ行くことになった。体が抗毒素そのものに反応して血清病を発症し、関節に炎症が起き、皮膚が発疹で覆われたのだ。現在、母親によると、ケンジーは完全に回復している。


