彼の飛行機はハイジャックされ、彼はハイジャック犯に一緒に写真を頼んだ。「人生最高のセルフィーに違いない」

Por Rodrigo Martínez
10 June, 2026

Ben Innesは、自分が死ぬのかどうかわからなかった。彼が乗っていたEgyptair機は、爆発物ベルトを身につけていると主張する男にハイジャックされ、本来はアレクサンドリアからカイロへ向かうはずだったその機体は、結局キプロスに緊急着陸することになった。そんな状況なら、誰だって祈ることや、隠れること、あるいはただ大きな音を立てて呼吸しないことを考えるだろう。

Benが思いついたのは別のことだった。ハイジャック犯にセルフィーを頼むことだ。



実際にそうなった。このイギリス人乗客は、自分の頼みをエジプト人のSeif Eldin Mustafaに伝えてもらうため、客室乗務員に通訳を頼んだ。その男は肩をすくめた――”どうぞ”を意味する万国共通のしぐさだ――ので、Benは彼の横に立ち、満面の笑みを浮かべ、客室乗務員が写真を撮った。後にタブロイド紙The Sunに語った彼の理屈は、アクション映画的な論理としては完璧だった。「爆弾が本物だったとしても、どのみち失うものは何もなかった」。その結果生まれたのは、数時間のうちに世界中を駆け巡った1枚の画像で、Innesは皮肉をひとかけらも込めずにそれを「史上最高のセルフィー」と表現した。😂



結局、そのベルトは偽物だと判明した。Mustafaは乗客全員を解放し、キプロス警察に出頭し、エジプトが身柄引き渡しを求めるなか、ラルナカで8日間の勾留を受けることになった。一方のBen Innesは、人生最高の写真を手に家へ帰った。

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