ドリー・パートンは、25年以上にわたり、同じ方法で子どもたちに別れを告げてきた。
彼女のイマジネーション・ライブラリーに登録した子どもが5歳になり、学校に通い始める準備ができるたびに、その子は最後にもう1冊の本を受け取った。その中には、彼女、つまり「本の女性」が署名した手紙が入っていた。その手紙は、家族が登録してくれた頃、その子がまだ赤ちゃんだったことを思い出させ、家に本が届かなくなっても読み続けると約束するよう求め、彼女自身の家族から学んだ教訓――大きな夢を抱くこと、できる限り多くを学ぶこと、そして自分を大切にしてくれる人を大切にすること――を伝えていた。手紙は、心にまっすぐ届く最後のメッセージで締めくくられていた。彼女は、いつまでもその子を愛していることを忘れないでほしいと伝えた。

パートンが80歳でナッシュビルで亡くなると、その手紙がソーシャルメディアで広まり始めた。あるジャーナリストは、1年前に自分の娘がその手紙を受け取っていたと語った。ほかの家族も、そのメッセージが彼女の死の発表と同じ日に自宅に届いていたことを知った。ドリーには自分の子どもはいなかったが、この世を去る前に、彼女のおかげで読むことを学んだ子どもたち一人ひとりに、すでに別れを告げていた。
