東京は、難なく山登りをこなすことに慣れた黒いラブラドール犬だ。その7月の日曜日、イギリスで最も高い山、ベン・ネビスで、数分のうちに何かが変わった。脚が動かなくなり、意識を失ったり取り戻したりすることを何度も繰り返し始めた。

飼い主で、サリー州エシャーのドッグトレーナーであるChristina Bluhmeは、激しい雨の中、斜面の中腹で長年の相棒の意識が薄れていくのを見守った。別の緊急事態のため、たまたま近くにいたLochaber Mountain Rescue teamが、標高1.345メートルの地点からTokyoを担架で下ろした。

フォート・ウィリアムのCrown Vets clinicで、獣医師たちは不穏な結論に至った。あらゆる状況が、犬が登山道に捨てられていた大麻の残りかすを口にしたことを示していたのだ。犬の脳には人間の脳よりもその物質の受容体がはるかに多いため、その作用は壊滅的になり得る。Tokyoは翌日にはすっかり回復して帰宅したが、Bluhmeは今もあの日を自分の人生で最も恐ろしい日の一つとして覚えている。

