2025年3月11日火曜日、アマンダ・サントスはブラジルのサルヴァドールにあるシダーデ・ノヴァ地区の自宅へ戻る途中、家が炎に包まれていることを知った。

彼女は43歳で、夫のジルマールと2人の子どもたちとともに、そこで20年間暮らしていた。消防士たちが誰一人けがをすることなく消火した火災は、ソファ、冷蔵庫、洗濯機、パソコン、さらには子どもたちがずっと欲しがっていたゲーム機まで、すべてを奪った。すべてが灰と化したが、1つだけ残ったものがあった。

災害のさなか、居間に置かれていた聖書が、焼け跡の中で一つの焼け焦げ跡もなく残っていた。熱も煙もそれに触れなかった。「神からの不思議な出来事です。火でさえ神の言葉を消し去ることはできないことを示しています」と、いまだにショックを受けているアマンダは語った。家族は、扇風機のショートが火災の原因になったのではないかと考えており、現在はアマンダの兄弟の家で暮らしながら、失ったものをどうやって再建していけばよいのか、いまだに分からないままでいる。
