JoelとLindseyが出会ったのは1993年、アメリカのある病院の小児腫瘍科病棟で、ただ生き延びようとしていた2人の子どもだった頃のことでした。彼は骨肉腫という骨のがんと闘っており、その結果、腕を失うことになりました。彼女は白血病に向き合っていました。検査や治療、そして恐怖で日々が満ちていたその場所で、2人は前に進み続ける助けとなるものを見つけました。それが友情でした。

2人は病院のプレイルームで何時間も一緒に過ごし、話をしたり、そばにいたり、まったく普通ではない状況の中で、できる限り普通の子ども時代を生きようとしていました。ほかの子どもたちが学校や公園で出会う一方で、2人は、そんな幼い年齢で向き合わされるべきではなかった闘いを分かち合う中で出会ったのです。
時がたつにつれ、2人ともなんとかがんを克服しました。成長して大学に進み、それぞれ別の道を歩みました。よくあることですが、やがて連絡は途絶え、何年もの間、それぞれが自分の人生を築いていきました。まだ2人で一緒に紡ぐ物語が残されているとは想像もしないままに。

その後、思いがけないことが起こりました。2003年、示し合わせたわけでもないのに、子どもの頃に出会ったその同じ病院で働いていた2人は再会したのです。かつて注射や治療、長い待ち時間の舞台だったその場所が、今度はまったく異なる状況のもとで、再び2人を引き合わせました。
まず、昔の友情が戻ってきました。そして、2人とも独身だったことから、やがて互いを違う目で見るようになりました。治療や病室の中で生まれたものは、ついに愛へと変わっていったのです。

そして2018年、2人はできる限り最も象徴的な形でその円環を閉じることを決めました。2人はその同じ病院で結婚したのです。生きるために闘った場所、病気の子どもだった頃に出会った場所、そして何年も後に再会した場所は、正式に新しい人生を共に始める場所にもなったのでした。
