イングランドのレディッチ出身のジェイン・ハードマン(56)は2012年、飼っているマスティフのCeCeに誤ってぶつかられた。ただ一緒に遊んでいる最中の頭突きだった。しかし、その後に起きた腫れと鼻血は治まらなかった。

診断に至るまでには、ほぼ2年にわたる検査を要した。診断名は、多発血管炎性肉芽腫症という自己免疫疾患で、彼女は、この病気が原因で鼻を失ったことが知られている唯一の人物は自分だと考えているほどまれな疾患だ。2017年までに損傷は完全なものとなった。鼻は顔の上で崩れ落ち、医師たちは摘出する以外に選択肢がなかった。

ほぼ2年間、彼女は鼻のない状態で暮らした後、初めて磁石で装着する義鼻を受け取った。現在は、その日の状況に応じて付け替える義鼻を一式そろえており、自身が見落としかけた兆候を他の人が見過ごさないよう、自らの体験を語っている。

