何年も前からネット上で拡散されている画像には、ニシオンデンザメが写っており、信じがたい説明が添えられています。なんとこのサメは392歳で、1627年から海を泳ぎ続けているというのです。
写真は本物で、既知の脊椎動物の中でも特に長寿とされるこの種を写しています。しかし、重要な点がひとつあります。この特定の個体が392歳だと証明されたわけではありません。

この数字は、サメの眼の水晶体に含まれるタンパク質を放射性炭素年代測定法で調べた科学研究に由来します。ある研究では、個体の年齢は最大で392歳に達する可能性があると推定されましたが、これはあくまで推定であり、その後の研究では計算の一部に疑問が呈されています。
それでも、この画像の背景にある事実は驚くべきものです。ニシオンデンザメは数世紀にわたって生きることができ、極めてゆっくり成長し、北極海や北大西洋の冷たい海域に生息しています。

つまり、非常に長生きした個体は、産業革命よりもずっと前に生まれていた可能性があります。そのころ、世界の大部分は今とはまったく異なっていました。
したがって、写真のサメがちょうど392歳だとは断言できませんが、科学が裏付けているのは驚くべき事実です。海の深みには、何世紀も生きてきた可能性のあるサメが存在し、人間の世代をいくつもまたぎながら、誰にも見られることなく生きてきたのです。
