オンおじさんは73歳。O脚で歩き、身体の衰えのため、数週間にわたって首の装具を着けなければならなかった。
彼が暮らすシンガポールのカランとホウガンの工業地帯では、毎晩1時間半以上しゃがみ込み、23匹を超える野良猫に餌を与えている。雨が降ろうと、太陽がアスファルトを照りつけようと、18年近くにわたり一日も欠かさず続けてきた。2023年に一般の人々がペットショップを通じて餌を寄付し始めるまで、どの猫も空腹にならないよう、わずか1,000ドルの給料しかないバス運転手としての自分の給料から、毎月400ドルを超える額を費やしていた。

彼の背中はひどく痛み、膝はすり減り、姿勢に影響を与える神経の不調のため毎日薬を飲んでいる。すでに一度ならず転んでいる。それでも、車にはねられて脚を1本失った猫を見つけると、その猫を保護し、里親に引き取られるのを見届けた。ただし、そのためにきょうだい猫と引き離すことになり、そのきょうだい猫は今も毎晩、カランでその猫を待っている。

彼の妻は、休みを取って自分と一緒にタイへ旅行に行くよう、何度も言い続けている。彼はその話を先延ばしにし続けている。いつかバスの運転をやめることになっても、公共交通機関でカートを引きずってでも猫たちのもとへ行き、餌やりを続けるつもりだと話している。