12年間、何も間違ったことをせずに生きてきたのに、それでも十分ではなかった。
高齢の雑種犬でパグ系のウッディとベアは、10年以上にわたり、同じベッドで眠り、同じ足音を聞き分け、同じ愛情を待ち続けてきた。ある日、彼らを育ててきた家族は、明確な説明もないまま、インディアナ州フィッシャーズにあるハミルトン郡動物愛護協会へ2匹を引き渡した。施設のスタッフによると、犬たちは一夜にして自分たちの世界が消えてしまった理由を理解できずにいたという。


2匹の心を支えたのは、お互いの存在だけだった。施設では、まるでこの寄り添いだけが、見捨てられる前の暮らしから残された唯一のものだと分かっているかのように、2匹は身を寄せ合い、離されることを拒んだ。スタッフはシンプルなお願いをした。2匹を引き取る人は、見捨てられてもなお残った唯一の絆を断ち切らず、必ず一緒に迎えてほしい、と。
その話は瞬く間に広まり、ある家族が2匹とも引き取ることを決めた。今ではウッディとベアは、もう誰にも奪われることのないベッドで、並んで眠っている。

